PROJECT
絶望から生まれた
信頼が、
エンジニアの誇り
になった。
信頼が、
エンジニアの誇り
になった。
A・I2021年中途入社
大規模システム刷新の直後、チームを襲った致命的なエラー。それは会社の信頼を揺るがしかねない危機でした。この絶体絶命のピンチに、維持保守チームの一員として立ち向かった飯田。彼がこの一週間の苦闘の末に掴んだ、エンジニアとして最も大切なものとは。

発生、深夜の緊急事態
私がイージスネットに入社して以来、最も印象に残っているのは、ある大手自動車メーカーの海外向け補給部品受発注システムの老朽更新プロジェクトです。世界中で使われる巨大なシステムを、数年がかりで新しいものへと切り替える。その最終盤に私は維持保守チームの一員として参加しました。2025年の3月17日、無事に新システムへの切り替えを終え、誰もが安堵した矢先のことです。海外のユーザーから「ログインができない」といった軽微な問い合わせに混じって、一件の看過できない報告が舞い込みました。「部品の価格が、おかしい」と。
調査の結果、私たちは愕然としました。特定の条件下でドルと円を変換する処理に不具合があり、誤った価格で発注された部品が、すでにお客様のもとへ向かう船の上に載せられていたのです。影響範囲は一件にとどまらず、過去の膨大なデータの中に、同じ問題を抱えた取引が多数潜んでいる可能性がありました。原因を特定し、すべての対象データを洗い出し、修正する。前例のない、困難なミッションの始まりでした。
調査の結果、私たちは愕然としました。特定の条件下でドルと円を変換する処理に不具合があり、誤った価格で発注された部品が、すでにお客様のもとへ向かう船の上に載せられていたのです。影響範囲は一件にとどまらず、過去の膨大なデータの中に、同じ問題を抱えた取引が多数潜んでいる可能性がありました。原因を特定し、すべての対象データを洗い出し、修正する。前例のない、困難なミッションの始まりでした。

その先にいる
ユーザーを想像して。
ユーザーを想像して。
問題の重大さから、私たちは他の業務をすべて止め、この対応に全リソースを集中させました。しかし、原因の特定は困難を極めました。無数のデータと複雑なプログラムの中から、なぜこのデータだけが壊れたのか、その条件を探り当てるのに、チーム全員で昼夜を問わず議論と検証を重ね、5日間を要しました。そして週末、他のシステムが動かない深夜。5、6名のメンバーで画面を見つめながら、修正プログラムを一つひとつ、まるで祈るような気持ちで実行していきました。すべてのデータが正常値に戻ったことを全員で確認し、お客様へ「直りました」と報告できたのは、発生から実に一週間後のことでした。
この経験から私が学んだのは、システムの先には必ず「人」がいる、ということです。プログラムを正しく書くだけでなく、「この画面は、どんな業務で、誰が、何のために使うのか」という業務目線を持つこと。そして、後日お客様から「色々あったが、こんなに丁寧で迅速な対応は見たことがない。ありがとう」という言葉をいただけた時、私たちの仕事は、コードの先にあるお客様の心に届いて初めて完成するのだと、強く実感しました。これからも、仲間とともに考え、お客様の仕事をより良くする。そんな想像力と好奇心を忘れないエンジニアでありたいと思っています。
この経験から私が学んだのは、システムの先には必ず「人」がいる、ということです。プログラムを正しく書くだけでなく、「この画面は、どんな業務で、誰が、何のために使うのか」という業務目線を持つこと。そして、後日お客様から「色々あったが、こんなに丁寧で迅速な対応は見たことがない。ありがとう」という言葉をいただけた時、私たちの仕事は、コードの先にあるお客様の心に届いて初めて完成するのだと、強く実感しました。これからも、仲間とともに考え、お客様の仕事をより良くする。そんな想像力と好奇心を忘れないエンジニアでありたいと思っています。

